暑いねー。
災害レベルの暑さらしいナリヨ。
日本列島が暑姫に支配されたね。
暑姫って誰ナリカ……?
時に海老名さん。避暑地に行かれては如何かな?
あれ? もっこり三四郎さん、一週間経ったのになんで?
説明しよう!
この妙ちきりんな男、もっこり三四郎は一週間を境にタイムスリップしなければいけないというわけわからん運命を背負っているのだ!
俺は気付いたのだ。任意の時代に留まりたい場合、離脱日の前後の日にタイムスリップすればよいのだと!!
あら、この時代がお気に召したんですね。
ネットカフェというものもあるしな。
あら、海老名サンがお気に召したナリネ。
ああそうd……何を言わせようとしているんだこのすっとこどっこい!
海老名さんは俗にいう夏休みというものかな?
うぃ~今日は夏休みの中の貴重な休みなんですよ。
海老名サンは多忙ナリ。夏休みは夏期講習に通いながら工場でバイトをする苦学生ナリ。もっこり三四郎クンと遊んでいる暇は無いナリヨ。
そ、そうだったのか……頑張っておられるのだな。
あーつーいー。あ、いえいえ若いうちの苦労は買ってでもしろですよ~。
殊勝な心掛けだな。時に海老名さんは友人と避暑に行ったりはしないのか?
(あ、こいつ墓穴掘った)
友達もバイトしてるからなぁ、難しいですねー。声かけてみようかなぁ、暑姫だし。
あつひめ……。
もっこり三四郎さんも会ってみますか? 怖そうに見えるけど優しい人ですよ。
い、いやいや、それはなんというか。
安心するナリ。海老名サンの唯一の友人、鮫島青葉は男ナリヨ。
………………。
どうしたんですか? コロッセオで兄が刺されたみたいな顔して。
…………ダメだ! 海老名さんは俺と遊ぶんだ!!
どうしたナリ。友人と遊べばと言ったのはもっこり三四郎クンナリヨ。
俺達も友達じゃないk
無理があるナリ。ていうかキレ方がガキンチョのそれナリヨ。
え、えーと?
川だ! 川に行って涼むぞ!
えー日に焼けるのは困ります。あと川は地味にアブが多い。
じゃあ海。
日に焼けるし地味にクラゲが多い。
じゃあプール!
日に焼けるし地味に子供が多い。
子供くらい良いではないか……。
私は子供の予測不能の行動が苦手なのです。しかも彼らは自分のことを苦手としている大人を感覚的に察知して泣き喚くなどの防衛手段を取る場合がある。何も悪いことをしていないのに言葉を交わしただけで泣かれるこちらの身にもなってください。アレは私の手に負えるものではありません……。
なんか、すまん。
と、いうわけで避暑は図書館で良いナリカ?
トリ氏、さすが。
と、図書館!?
やっぱり暑い夏は図書館で天体図鑑に限る! 行くぞトリ氏!
応!
行ってしまわれた……。
(なるほど、俺はまだまだ海老名さんを知らないのだな)
茶番でした。
読んでくださりありがとうございました。