焼き芋屋さんが近づいてきた気配があったので、今日こそ買ってみせる、と財布片手に玄関から小走りで飛び出したが、時すでに遅し。
焼き芋屋さんはすでに追いかけるのが困難な距離へ。
手を振ってみたが、気付かれず。
私の焼き芋ロードが静かに閉じていくのであった。
蹴りぐるみは使わない
大五郎さんに先々月であったか、蹴りぐるみとネズミさんのおもちゃをプレゼントした。
最初はどちらに対しても及び腰で、怖がっていたおびびり大五郎さん。
1週間もしたらちゃんと遊んでくれるようになった。ネズミさんでは。
どうも蹴りぐるみはどう使えばいいかわからないのか、ちっとも遊ぶ気配がない。
私が試しに「こうやって使うのだよ」と蹴りぐるみの実演をしたら逃げられたし(当たり前だしそもそもサイズ感と体格が違いすぎる)、蹴りぐるみは今となっては部屋のインテリアの一部と化している。
かと言って今から蹴りぐるみを使うように仕向けるのも難しそうだ。
猫は興味のない物事に関してはとことん興味を示せないらしい。
まぁ五百円でお部屋のファンシーグッズが増えたと思えば。
九百円する専門店のものを買わなくてよかったと思えば。
使っているところを見たかったけれど……。
猫ちぐらに入っている大五郎さんというものを一度見てみたいと思うのだが、同様のことが起こったら、と思うとどうしても手が伸びないのであった。
飼い主が使いたいグッズと猫が安心できるグッズはそれぞれ合ってたり違っていたりするらしい。そういえばモルモットの時もそう言ったことはままあったな。
ペットの世界は奥深い。
読んでくださりありがとうございました。