えー、本日は”大五郎さん初めての病院”ミッションを遂行致しましたので、その結果をご報告させて頂きたく存じ上げ候(日本語の崩壊)。
大五郎さんは素直に病院に行ってくれたのか、乞うご期待!
IN THE MORNING
朝、起きると大五郎さんが「ナー」と言いながら「飯を寄越したまえ」とスリスリして来てくれて控えめに言って最THE高な目覚めとなる。
だがこの先起こるであろう事を思うと私氏の心は少し痛んだ。
大五郎さんにご飯を食べさせ、人間もご飯を食べ、人間は身支度を整え、そしていよいよ作戦遂行の時が来た。
……と、そのタイミングで本来作戦に関わるはずであった”同士”夫さんの元に一本の電話が。
お義母さんが通所先で熱を出してしまった為迎えに来て欲しいとの要請。夫さんは泣く泣く戦線から離脱、私氏ソロでの任務遂行へ。
本日の作戦に関わる会議により”最早洗濯ネットに大五郎さんを収容するのは無理”これは任務遂行班の総意であったため、穏やかにキャリーに大五郎さんを収容する作戦で私は動き出した。煮干しを大五郎さんのキャリーに放り投げる。いわば騙し討ち作戦だ。
大五郎さん、おもむろにキャリーに顔を突っ込む。
チャンスだ! 行け! 私氏必死の形相でキャリーの扉を閉めようと試みるものの失敗。怪しまれないためにはあと1、2発で決めなければならない。行けるのか、私よ。
と、その時大五郎さんが動いた。
「もう一つ」を求め煮干しを探し先ほどより深くに顔を突っ込んだではないか!
これは千載一遇!
私氏流れるような所作で大五郎さんのお尻をワンプッシュ。鮮やかな動作で扉を閉めることに成功! 私氏思わずガッツポーズ。大五郎さんに謝罪の煮干しを一つ献上。バリバリと食べていた。
IN THE HOSPITAL
そうしてパパラパと車を走らせ、キャリー内でグルグル回る大五郎さんを尻目に無事動物病院に到着。本日の沖縄は雨。私氏サンダルをビッショビショにしたため若干滑りながら病院のロビーに到着。
問診を終え待機。
「大五郎ちゃん、どうぞ〜」
と言われ、私氏、背筋を伸ばし大五郎さんと共に診察室に入室。
医師が柔和な笑みで迎えてくださり、私氏「ふ、ふひ」と不審者スマイルを披露。ここから会話。
あけみ「洗濯ネットに入れられなくて、キャリーなんですけど、大丈夫ですか?」
医師「あら、暴れそうですか?」
あ「怖がっているのでどこかに潜るかも知れません。一応ネットは持って来ました」
医「それでは静かに出してください。洗濯ネットに入れていきましょうね」
あ「大五郎さ〜ん、大丈夫かい。出すよ〜」
大五郎さん「ナ〜〜〜〜〜〜〜(超不機嫌そう)」
医「貫禄ありますね〜、ホラおいで〜」(大五郎さんネットに収納される)
あ「あらま!お利口!」
医「ちょっとお尻の穴から体温計りますね〜」
あ「あらま!本当にお利口!」
医「ね〜、いい子にしてますねぇ」
と、こんな具合で医師にどこを触られても、「ちょっと掻いた跡がある」と耳に薬を点されても、見事にいい子にしていた。私氏、内心「マジかよ…大五郎さんマジ大五郎」と驚きが止まらなかった。
というのも、実家のイッヌであるずーちゃんは医師に耳の薬を点されようものなら親の仇と言わんばかりに医師に噛みつきにかかっていた猛犬だったのだ。まぁこれは飼い主が悪いです。猛省。
それに比べ今日の大五郎さんの穏やかな所作たるや……私氏感服の一言であった。
結果、穏やか〜に診察を終えて、「元気だし、問題ないですねぇ」と医師に太鼓判を貰い、私氏の”大五郎さん初めての病院”ミッションは大成功を治めたのであった。
ちなみにちょっとムチムチして見える大五郎さんの体重がずっと謎だったのだが、4.48kgと標準的な雄猫の体重の範囲内ということでここも安心要素を得ることができた。
そして、大五郎さんの短めの愛らしい尻尾だが、医師いわく「かぎ尻尾」ですね〜とのことだった。生まれつき短くてキュートな尻尾らしい。
帰宅後、大五郎さんをそっと洗濯ネットから出して部屋に開放すると、一瞬戸惑いを見せたものの煮干しをやるとまたいつも通りスリスリしてくれるようになったのであった。
現場からは以上です。
IN THE HOSPITAL Part2
そしてそんな今日はセカンドインパクトが起こってしまった。
大五郎さんを家に連れ帰り一息つくと、今度は「お義母さんが再び入院になるやも知らぬ」との知らせが入る。私氏病院へ駆けつけ、入院手続きを遂行。
マジかぁ……と凹むお義母さんと悲しみを分かち合い、入院の荷物等を準備して今日は終わった。
はい…しょんぼりです。
この度は前回の反省を活かし、無理するほどのお見舞いは避けようと思っております…。
自分も休み休み、就活もあるし無理しない範囲でお義母さんと付き合っていけたらなと思う。
今日は病院盛り沢山な一日でした…!!!
読んでくださりありがとうございました。