優しさ12mg

疲れたら立ち止まろう。

優しさ12mg

温泉人生交差点

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予め断っておくが、今日は結構下世話な話をしようと思っている。

注意して読んでほしい。

 

温泉へGO

昨日は慣れない仕事で疲れた体を癒すべく、温泉に行ってきた。

沖縄の数少ない温泉の一つだ。

 

その温泉の浅い湯船で、一人半身浴を嗜みながら見回すと、なんとなしに周囲の人がチラチラ目に入る。

 

驚いたのは、沖縄の人は温泉で体をしとやかに隠すという点だった。

私の地元は割と温泉が多く、大衆浴場の文化が根付いているせいか隠す人の方が極端に少ない。皆堂々とタオルを片手に歩き回っている。

ところが沖縄の人々は体の前でタオルを抑え、素肌を開放するのは湯船に入る時だけだ。

私が堂々とタオル片手に歩いていたらやけに視線が刺さると感じたのだが、その理由の一端を目の当たりにした。

 

そうか、この文化圏では体を隠すのが一般的なのか。

そう思いながらも、長年染み付いた浴場慣れし切った体は隠す方が妙にこっぱずかしく感じ、中々周囲に迎合できる雰囲気が生まれなかった。文化の差というのは根が深い。

 

まずそこに合点がいき、引き続き半身浴を続けた。

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温泉



それぞれの楽しみ方で、それぞれの生活、ひいては人生が交差する浴場内を見回す。

なるほど、ここに訪れる人々にそれぞれの生活があるのだな、とこの日は何故かやけに感傷的になってしまった。俗にいうセンチメンタルというものである。

あの人もこうかもしれないとか、そういった具体的な事柄は考えなかったが、なんだか漠然とした人生への畏敬に包まれた。

浅い浴槽で半身浴をしながら文化や人生交差点に思いを巡らせるというのも中々乙なものかも知れない。例えそれが端から見てちょっとヤバい奴の思想だったとしても……。

私は大丈夫だっただろうか、途端に不安に思えてきてしまった。

 

そんな南国の温泉での出来事であった。

 

 

読んでくださりありがとうございました。