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【映画感想】アルキメデスの大戦 超ネタバレ

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映画「アルキメデスの大戦」を観てきたよ!!!

今日はその感想を書いちゃうぞ~!!!

ただ、この映画はネタバレを回避して感想書くのがとんでもなく困難と私ちゃんは判断したので、超ネタバレ感想として書いていこうと思うので、これから見る人は読まない方がいいよん!!! まぁある程度歴史が分かる人ならこの映画の結末はなんとなく推理できると思うよ。

 

では早速……進水!!!

 

 

アルキメデスの大戦 とは

えーと、この映画はざっくりいうと、新しい切り口から第二次世界大戦開戦前を切り取った、今まで見なかったタイプの戦争映画である(戦争映画という括りでいいのだろうか)。戦争を止めようと戦う男を描いてるからある意味戦争映画(?)。

 

具体的に書くと、日本海軍に新たな艦を建造するのに、空母を作りたい山本五十六含む藤岡チームと、立派な戦艦を作りたい平山チームが対立していた。

そんな中、平山チームの戦艦の建造予算の見積もりが虚偽のものなのではないかと思った五十六たちは、その予算の不正を暴こうと数学者である櫂直(かいただし)に平山チームの巨大戦艦を作るための正確な予算を二週間で計算して欲しいと依頼する。

最初は拒否していた櫂であったが、日本がその戦艦を配備することによりアメリカと戦争に発展してくであろうということを知り、五十六たちに協力することを決意する。

 

大体冒頭はこんな話。

詳しくは公式HPを見てね。

archimedes-movie.jp

 

アルキメデスの大戦 ここからネタバレ感想

様々な日本人の歴史観と、未来観、それらを含めた所謂正義が絡み合ってやがて戦争が生まれていくことを上手に描写している。

櫂はすごい頑張った。この国を思って、大事な人を戦渦に巻き込まないために、凄い頑張った。だがどうだろう、彼は勝負に勝って戦いに負けてしまった。そんな印象を受けた。

数字は嘘をつかない、それは数字こそ真実といえる。だが、真実は時に無力。なら最も強いのは、結局何なのか。その答えは、少将の五十六と造船中将の平山が握っているような気がした。

櫂は正義と、それを信じることによる努力で真実を導き出すことに成功した。だが、その奥に渦巻く他の正義と策略を前に、導き出した真実ははじき返されたどころか、それを利用されて混沌を生んでしまうというかなーり苦い結末になった。

 

映画の終盤でそういえば山本五十六って真珠湾攻撃の人じゃ……と思ったら、案の定。

櫂の数式で平山の戦艦案を追い込んで廃案にして、その予算で空母を作り五十六がやったことは、真珠湾攻撃。いやー、戦争になるから戦艦作るのやめさせようって言ってた五十六もバッチリ黒幕ですよ。

 

この映画は中盤くらいまでは、櫂と世話役の少尉の田中の数字を巡った熱い戦い日々が描かれてそこで引き込まれるんだけど、戦艦を作るか空母を作るかの最終決定会議後はもう大人の陰謀や、大人ならではの正義の在り方をありありと見せつけられて、まさにこれぞ戦争前夜の映画という様相になっていく。

この中で、戦艦を作りたい造船中将の平山が物語のまさにダークホースで、いやなんかありそうだなーとは思ってたんだけど案の定ダークホースで、その平山が巨大戦艦を作りたいと思った理由が達観しすぎていて私はいまだに咀嚼しきれていない。

平山は、「日露戦争の勝利で高ぶる、負け方を知らない日本人たちは、一度自分たちの夢を投影した戦艦を潰され、負け方を知るべきだ」と語った。その戦艦に付ける名前は「大和」だと語った。平山は、潰されて沈む前提でこの「戦艦大和」を作ると言ってのけたのだ。本当に史実にこんなことがあったかはわからないけど、平山って男はヤバすぎると思ったよマジで。

こんな平山相手に、櫂は最初から勝ち目がなかったのかもしれないとは、思ってしまったよ。

 

それにしても序盤の大和が盛大に沈むシーンは、平和ボケしていた私ちゃんは

「これ、本当に人間がやっていたんだよな」

「こんな武器を操って殺し合う行為を、この国の人間がやっていたんだよな」

と改めて不思議に思って同時に心がしんどくなった。

しかし、この物語は結局このシーンに帰結する形で終わってしまう。

 

この物語の終盤の平山に数式を求められるところから、真珠湾攻撃、大和進水、そして冒頭の大和沈没まで、櫂がどんな戦いを強いられてきたんだろうと思うと心が痛くなってしまうね。

戦争を阻止するために仕事を依頼してきた五十六が真珠湾を攻撃することで戦争を始めてしまった。

大和建造を阻止するために数式を作ったのに、結局その数式は平山の手に渡り大和は進水してしまった。

結果日本は御覧のありさまで多くの国民を失い、敗戦してしまう。

櫂の味わった苦難はすさまじいものがあったと思う。

 

そんな想像力もはたらく、悲しくも熱いすごい映画だったよ。

いやー、やっぱり戦争は繰り返しちゃいけないと、こういう映画を見ると改めて強く思うね。まぁー、色々今世界も日本も不安定だけど、その辺はまぁ触れないでおくよ。

 

主演の櫂直役、菅田将暉さんの熱演も光って大変面白い映画でした。

個人的には櫂の世話役を任された少尉の田中が人間らしく、熱くなっていく過程が大変面白かったわね。櫂と田中のやり取りが面白くホッコリだった。

 

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アルキメデスの大戦のゆるいアイキャッチ

素晴らしい映画でした。

 

ネタバレOKとすると感想が書きやすいなぁ~!

しかしやはり私ちゃんの感想は抽象的だなぁ~。

 

 

読んでくださりありがとうございました。