今日は最高にCOOL且つHOTなゲームをコンプしちゃったから、長文感想を書いていくぞい!!!
アイキャッチはネタバレを避けたぞ~。本文中もなるべくネタバレを避けていくね!
なんてったってネタバレが死活問題になってしまうゲームだからね!
でも、これだけは言える。
ネタバレしたうえでも、ここまで楽しめるゲームはそうそう無いよ。
むしろすべてを知ってプレイすると伏線が理解できて楽しかったりする。すげぇゲームだ!!
素晴らしき日々~不連続存在~
えー「素晴らしき日々~不連続存在~」という美少女ゲームをやったワケだが、このゲームはシナリオを読み進め選択肢を選ぶことによって結末が分岐していくアドベンチャーゲームである。
私が今回プレイしたのは「フルボイスHD版」である。2010年に発売されたものと昨年2018年7月に発売された「フルボイスHD版」があるんだけども、追加シナリオがあったり、男性キャラがフルボイスになっていたりするのでフルボイスHD版を買うことを強くお勧めする。
えーっと諸事情によりゲームの公式ページリンクは貼れないので詳しくはググって頂きたいんだけど、どんなゲームかざっくり紹介しておく。
このゲームはマルチサイトで様々な人の視点から7月のとある期間に巻き起こる様々な事象や心情、言葉と旋律についてを描いた物語。
この辺は公式HPを見てもぼんやりしているし、実際半分くらいプレイしないと物語の全体像が見えてこないので、あまり気にしなくていい。
私ちゃんから言えることはねー、公式HP見て雰囲気がいいなと思ったら買ってみて損はないと思うよってことです。
壮大な己との対話の物語
この作品では数々の名作や哲人の言葉や思想が多く登場する。
その中でもひときわ目立っていたのが、「シラノ・ド・ベルジュラック」という戯曲である。
「シラノ・ド・ベルジュラック」は、ブ男だが高い知性を備えたシラノが、絶世の美女ロクサーヌに片思いをする。シラノは同じくロクサーヌに片思いをする、美青年だが頭があまりよくないクリスチャンに自身の知性を授けその行く末を見守るが……という物語。
この戯曲のフレーズが度々登場し、素晴らしき日々に花を添えていた。
「俺が地獄に持っていくものがただひとつだけある。この心意気だ!」
というフレーズはカッコ良すぎて心が震えるものがあった。
あとは「論理哲学論考」のフレーズ、「エミリー・ディキンスン」の詩など……こう書いていると偉人の言葉の間借りばかりのゲームだと思われるかもしれないけれど、実際は素晴らしき日々ではこういった言葉たちが効果的に使われている。登場人物たちは、こういった言葉をもとに人格を形成したことが伝わる。人物形成に厚みを出すのに上手に偉人の言葉を吸収させていると感じた。キャラに一本芯が通っている。これは大変大きなアドバンテージだ。
そして見出しでも触れているんだけど、このゲームは「壮大な己との対話の物語」であると言える。
その対話を上手に描き切ったシナリオライターさんはとんでもなくすごい。
中盤までは結構精神的につらいシーンが続くんだ。
そこを乗り越えたら、どんどん伏線が回収されていき、徐々に物語の全体像が見えてくる。本当にこのゲームのシナリオ構成は上手に練られていると思う。
己との対話なだけあって、キツいシーンが多いから、自信ない人はやめておいた方がいい。人の深層心理に触れまくってるゲームだからね。表現力も卓越しているんです。それ故にキツさが際立つ。
何より、男がカッコいい美少女ゲームは面白いんだわ。
悠木皆守のカッコよさといったらないからな!?
今日のアイキャッチでも描いた水上由岐と悠木皆守のコンビ、個人的に大変おいしいです。
「男がカッコいい美少女ゲームは面白い」コレはざっくりした基準だけどまあまあ真理だと思うよ。美少女ゲームって基本男は主人公以外ちょい役じゃないですか。主人公がカッコいいことは言わずもがな、脇役の男まで漏れなくカッコいいゲームはキャラが全員よく立っていて面白いと思う。カッコいいのはビジュアルの話じゃないよ。紛らわしくてごめんね。
そういう視点で見ても、素晴らしき日々は全キャラが意味を持ってそこにいて、動き回っているあたりとても良くできたゲームだと思う。
フルボイスHD版追加シナリオ
これはねー、必見だね。
素晴らしき日々の主題歌である「空気力学少女と少年の詩」の歌詞の意味が紐解かれるかなり重要なシナリオになっている。
何より由岐姉さんが可愛すぎるよ……。
私も年下のお姉ちゃんや年下の先輩に萌えている自覚が湧いてきたが、気にしたら負けだと思う。私がお姉さんだと思えば由岐姉は私のお姉さんなの!!!!
つーわけで素晴らしき日々は精神グロが苦手な人にはオススメできないけど、多くの人にプレイして欲しいゲームだぜ!!! 勿論18歳以上にね!!!!
と、いうわけで今日は素晴らしき日々のイマイチまとまらない感想でした。
読んでくださりありがとうございました。