優しさ12mg

疲れたら立ち止まろう。

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自意識クラッシャー

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やっと自分の人生のスタートラインに立った気がしている。

 

平凡な気づき

私はどことなく記憶が鮮明な頃から「自分は少し変わった人間だ」と思っていた。

人と上手に話せないし、絵を描くのが好きだし、人を笑わせるのが好きだし、ちょっと変わった感性をしていると自負しているし、掃除や洗濯は嫌いだし、とにかく自分は何かしらの特別な存在だと、そう思って日々を生活していた。

私には私にしか成せないことがあるはずだし、私は確実に何者かになれる、と馬鹿正直になんの疑いも持たずに信じていた。だからこそ今までの苦難があるはずなのであるし、この苦難を乗り越えたからこそ自分はすごいことを成して見せることができるとすら思っていた。

 

しかし最近、少し過去のことを思い返してみたりする。

勉強は算数が昔から苦手。かけっこで一位になった記憶なし。部活動のスコアは街の大会で真ん中ら辺。書いた漫画は新人賞にかすりもしない。あらら、これは。

どうやら私は客観的に見ると大変平凡な人間だったらしい。

そして今。ごく普通の、ドジな奥さんである。

そう、私はどうやら自意識をこじらせていただけの平凡な一般人。というか世間的に見れば下の中程度の人生を送ってすらいるのではないだろうか。

 

ああ、私って本当の本当に平凡な人間だったんだ。

 

夢に描くことすらできなかった、びっくりするほど平凡な人生が待っていた。

正直、これに気付いた時、大変驚いた。あれ、私の人生、びっくりするほど平凡じゃない? ということである。

私が送った程度の人生、最近の若者だったら大抵が通っているものだ。

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綺麗なお花

しかし、統合失調症になって発狂したり未遂したりと様々な困難が起こってからのこの平凡な生活、というのは結構頑張った方なんじゃないか、という気はしなくもないけれど。

とにかく、この「自分が何かを成せる気がする」、という妙にこじれた自意識がいかに自分の実際のスペックから見て余りあるものであったか、ということに気付いたのは最近の大発見だった。そして、この自意識のこじれがあるから生きづらかったんだとも気付いた。

なのでこれに気付いたおかげでだいぶ心の中が凪ぎ、落ち着いて暮らせるようになった。

多分この「自分が何かを成せる気がする」「自分はきっと変わっている」という妙な自意識のこじれって、若さや物知らずがもたらしたものなんだろうと思う。

いよいよ私の若さが枯れ始めたのだ。そんな予感と共に、これからは今までよりは生きやすくなるのでは、と少し心が躍っている。

 

自分が平凡だということに気付くのは決してネガティブなことではないのである。むしろ私はようやく自分という人間を理解し、自分の人生のスタートラインに立った気持ちになれていて、とても前向きだ。

「少し変わってる」だなんて、大抵の人間がこの世に生きるのは初めてなんだから、みんな多少変わっているに決まっているのだ。ああ、すっきりした。

 

まぁ、この平凡な日々も自分の努力によってもたらされたものだろうと思う。

本来苦手な掃除や洗濯をサボっていたらこんな普通の暮らしはできないし、自分は中々頑張っていると思う。

そんな感じでいいのではないだろうか。

ここからが本番だ。この無駄に卑下もせず誇張もせずに、その上で平凡な自分に向き合って、いかに幸せを感じ取っていくか。うん、そうだね。これからきっともっと幸せになっていけるはずだ。

 

頑張ろう。

 

 

読んでくださりありがとうございました。