東方Projectの第17弾が発表されたわね。
今回は音楽と設定資料集目当てで買おうかなと思っている。
私ちゃん、最近ゆるゆると東方原曲厨に復帰してきているのだ。
今日は新作発表にちなんで、私と東方について書こうと思う。
完全なブロゴナニーである!!!
東方との出会い
中学二年生の時やったな。
兄が「どぶウサギ」さんの音楽を、兄妹共有のウォークマンに入れていたのだ。
どぶウサギさんは、結構原曲に則した東方アレンジをする人だったと思う。
その、どぶウサギアレンジの音楽データを見つけた私は、「厨二臭い!」「なんかオタクっぽくてダサい!」とか相当に失礼なことを思って、タイトルだけで毛嫌いしていた。
何せ当時の私の音楽の主流はELLE GARDENとかBEAT CRUSADERSとか9mm Parabelum bulletとかで、完全なるロキノンだったのである。だからって人の聞いている音楽のタイトルをとやかく言ってはいけないのだが、まぁ私は幼きロキノンなのであった。
それでまぁしばらくは聞かなかったんだけど、中学生も終わりの頃だったかのぅ、何気なく新規開拓のつもりで兄のそのどぶウサギアレンジを再生したんだ。
始めて聞いたのは「もう歌しか聞こえない」のアレンジだった。
「ふーん、歌が無いけど、結構カッコいいかも」
などとマセガキよろしく気取った感想をつけてほかの曲も再生してみたり。
こんな感じで兄とどぶウサギさんを通じて東方の音楽にゆるりと出会う。
新しいPCがやってきた
高校に上がると、父親の区長職就任の影響でプリンターを使いたいとかそんな感じの理由により、6年近く頑張った我が家のPCが買い換えられることになる。それは私と兄の新たな玩具として存在を昇華させた。
当時はニコニコ最盛期。
前のPCで一応ニコニコβに遊びに行ったことはあったが、PCが老体過ぎてまともに動画が見られなかった。それがニューマシンはぬるぬると動画を再生できるようになった。これは私にとって大きな革命であった。
私がニコニコに入った頃は音楽に合わせて動画をコラージュする、所謂MADが大ブーム。中でもその時は「ネイティブフェイス」が流行っていたような気がする。
で、確かその辺から原曲を聞きに行ってハマっちゃったんだよな。
ボーカルアレンジもちょこちょこ聞いたけど、やっぱり原曲が大好きで戻ってきてしまう。
そこから「この曲のキャラはどんな子なんだろう」「この子たちが出ているのはどんなお話なんだろう」と、あれよあれよと東方沼にハマっていった。
美術予備校に通うときの長い電車内BGMはロックか東方原曲。
授業の暇な時間には東方キャラを教科書の隅に描いて。
家では東方原作を上手にプレイしたくて、研究や周回プレイ。
原曲アレンジCDは蓬莱人形から大空魔術までコンプリートしてた。
幺樂団の歴史も全部持ってて、原作も下手なりに楽しんでいた。
設定資料を読んでその個性的なストーリーや文章を深く楽しんだ。
まさに東方漬けの生活をしていたのだ。
そんな私に転機が訪れたのは、第7弾作品東方地霊殿が出た時だった。
古明地こいしにガチ恋
古明地こいしは東方地霊殿のエクストラボスで、ハートやバラをモチーフにした女の子らしい弾幕がえげつないキャラである。
最初の入り口はやっぱり音楽で、不気味なスタートから聞き進めていくとどこか切ないメロディに流れていく、「ハルトマンの妖怪少女」というこいしちゃんのテーマ曲の魅力に取りつかれた。
そこから、設定資料で彼女の「閉じた恋の瞳」というキャッチフレーズに衝撃を受け、さとりという妖怪の種族であるにも関わらず、その大事な瞳をわざわざ閉じてしまったという悲劇的な物語に心を打たれる。
もうね、気が付くとこいしちゃんにガチ恋よ。
ペンを握るとこいしちゃん描いちゃうし、こいしちゃんの恋について思考を巡らせることは多々あったわね。
それでだ。
そんな中東方シリーズの生みの親、神主さんことZUNさんがこんなことを生放送で口走った。私は恐らく一生忘れない。
「こいしは酔った勢いで適当にデザインしちゃって、いつの間にかできてた」
これに当時世間知らずの真面目一徹こいしちゃんガチ恋侍の私ちゃんは大激怒。
人様に売るものを酒飲みながら適当に作るだと!? ふざけるな!
それも私の愛するこいしちゃんを適当にだと!? ふざけるな!
とかそんなことを思ったのを覚えている。
いやね、今になってみれば神主さんはこれでいいんだよ。
この酒好きのパッションで今まで皆を魅了するゲームを作って来た人なんだから。
別に趣味の創作ぐらい酒飲んでやったっていいじゃない。だって東方は神主さんの趣味で作ってる作品だもの。今ではそう思う。
そころが高校生の真面目一徹こいしちゃんガチ恋侍の私は違った。
怒りすぎて最終的にどうなったかというと……
「あ、なんか人が酒飲みながら適当に作ったもんに熱上げて、何やってんだろ私」
と怒りの沸点を超えた瞬間、東方熱が急速冷却されていったのであった。
ゆるゆるな
それから惰性でダブルスポイラーまでやったけど、神霊廟あたりからフェードアウトしていった……。
だが原曲は時折聞いていた。なんだかんだ神主さんの作る曲はガチでよいのである。
それが最近改めて原曲厨として、東方プロジェクトといい距離感で付き合いを再開できてきている。私はハマりすぎて盲目になっていたんだよ……トホホ。
なんでも冷静さを欠くほどハマっちゃったら後が怖いんだぞ!
あこまでハマれたのは、世界の狭さと若さが成し得たものだと思う。
神主さんには良い時間を過ごさせてもらったよ。これからも名曲楽しみにしていますぜ!!!
今ハマっている曲は、コレ!
壮大。カコイイ。
ではモロクソ長くなったからこの辺で失礼。
あけみキッズもよい趣味ライフをな!!!
読んでくださりありがとうございました。