働くなら障害者雇用なんだろうな〜というのは漠然と思っている。
しかしだね、障害者雇用だけど求められるものは一般の社員並みもしくはそれ以上の努力であって。
でも障害者は能力が低いから最低賃金なんよね。
ワイ、いつも思っているんだけど……なんか、しょんぼり。
前の職場での話
障害者雇用の私は前の職場ではクソ真面目だった。
ジャンジャンバリバリ働いていた。
4時間パートではあるものの、4時間気を抜かずにバリバリ働いていた。
なんならサボり魔の先輩のカバーまでしていた。
サボり魔の先輩は、1時間くらいちょっと仕事をしたフリをしたら(担当区画に後から足を踏み入れるとほぼ仕事をしていないことは丸わかりだった)あとは人目を忍んでずっと座ってスマホを見ているような人だった。
でもサボり魔の先輩の時給は一般的な職員と同じだったのに対し、私の賃金は最低賃金だった。どれだけ頑張っても、現場を見ていない上層部の判断で「だって精神障害者には能力が無いから」「嫌なら他の企業で稼げばいい」という論調で最低賃金を押し付けられていた。
しかもこれは求人票に書いていなかった事項だった。
求人票には940円の、地元ではかなり良い時給が支払われると明記されていたのにも関わらず、私の賃金は最低賃金。契約違反だ。でもそれを指摘するとやはり「他の企業で稼げば?」で一蹴。完全に足元を見られていた。
それでもその雇い主にしがみついていたのは、後1年で結婚して引越しをするというのが明確に見えていたから。ずっと地元にいる予定だったらそのタイミングで辞めてた。
なんかねー、そういう経緯があったから障害者は障害者なりに能力が無いから、身の程を弁えなさいみたいな論調は失礼なんじゃないかと思う。
私は賃金以上の労働をしていたと自負している。きっちり丁寧、真面目にやるべきことを見つけてはこなしていた。健常者だってその賃金の上にあぐらをかいて、やるべきことをやらない人間だっていた。なのに真面目にやってる人相手に「身の程を弁えろ」というのは酷なんじゃないの。
私は自分は「どう頑張っても能力が無いんです」と認める気は無いかなぁ。
確かに障害で思考の整理が下手になったり、注意力が散漫になったりすることもあるけれど、それを補うような働きを見せようという熱意はある。
そもそも、障害者年金といういつ止まるかわからない、不安定な収入に頼り切った賃金設定をしている企業が多いのも問題だと思っている。
ちゃんとその人の働きに見合った収入を与えるべきだと、思うよぉ。
私や夫さんみたいな、働けるまで回復できた障害者っていうのはどうもかなり稀らしいね。動ける人たちが自分にやれることをしていって、障害者の地位向上に努めるのは決して悪いことではないと思う。
なので私は「障害者は身の程を弁えろ」というムーブには乗れない。
また仕事についたら、ジャンジャンバリバリ頑張っちゃうもんね!!!
……はい、就職活動をまずは頑張ります…!
読んでくださりありがとうございました。