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【読書感想】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

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無事!!!

新潟マイハウスに帰って来ました!!!

帰りに停車した泊駅で、焼き菓子とかサンドイッチとかコーヒーを提供する素敵なお店が開いていたんでそこでコーヒーとマフィンを頂いた。コーヒーはマシンのものだったけれど、豆はちゃんとしたの使っている感じがしたぞ~。

そんなこんなで本をがっつり読みながら帰宅の途についた。

一冊読み終えたからその感想を今日は認めていこうと思う!!!

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ブレイディみかこ著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は英国に住む著者と息子君、そしてその周辺の日常を描いたエッセイ作品である。

扱っているテーマは主に英国内での人種、ジェンダー、思想や宗教等の多様性ってなんじゃらほいというものである。多様性というと今のご時世結構センシティブに捉えがちな人が多いと思うんだけど、この本はそんなセンシティブな多様性を、英国ならではではあると思うが日常の中で何気なく表出する問題として扱っている。

なんか日本人から見ると新鮮なんだけど、向こうのスタンダードな問題っていうのが読んでいてスッとなじむ、そんな心地よく気取らない文体が好印象だわい。

そういう感じだから、この本における様々な問題提起もかなり心に入りやすい。なんかね、水より入りやすいね。これはさながら優しい食塩水ですわ。

 

英国は日本と同じ島国でありながらも、そもそも実際はアイルランドとイングランド、スコットランドとウェールズで構成されている連合王国だし、移民や外国人の受け入れも日本より盛んである。日本とは住んでいる層のグラデーションの幅が違うのだ。

だからこの本のように多様性の問題について親子で話すという機会が多いのだと思うけど、日本の親子、いや親子のみならず友人や兄弟でもこういう機会は存分に持つべきなんだろうなーっていうのは感じた。

日本はまだまだ全然多様性を受け入れられる国民の土壌が整っていないよね。

私のことなんだけど、まずアジア系の人とか白人さんとかを見た時に真っ先に「外国人さんだ」と奇異の目を向けるのはやめるべきなんだろうな、と思う。その辺はね、慣れという側面もあるんだろうけど、やめよう。

 

日本においては「ていうか日本人はまず自国の中の差別をだね…」と言いたいのは皆共通して思っているんだろうけど、中々こういうのを口にしづらい文化風潮が出来上がってきているのは実際結構危険なことだと思うんだ。

みんなで話し合う声をかき消すほど声の大きい人というのも中々に困ったものだわ。

なんかさ、多様性や差別をなくそうって言うのは、怒りではなくせないんだと思う。

みんなで丸いテーブルにでも座って、お茶でもしながらゆっくり相手の声に耳を傾けながら決して相手を否定せずに受容し共感する姿勢を見せるような、今日読んだ本で言う「エンパシー」の力を理解して使うことが重要なんだよな。

「エンパシー」っていうのは、息子君曰く「相手の靴を履いて歩いてみること」だわね。

相手の立場に立って、そのうえで共感する姿勢を持ちお互いに関わり合っていく。

 

私は結構この本を読むまで、「多様性」って言葉を敬遠してたんだわ。だって日本ではこの言葉を武器のように持って喧嘩している人ばかりを見ているイメージだったから。多様性というものを見て見ぬふりしていた。

でもこの本を読んでわかった。

「多様性」っていうのは「否定はしないし全肯定できなくても、共感しようとしう姿勢を見せていく」ことでお互いに受け入れていくもので、決して人を攻撃するための都合よい武器ではないのだ。

 

そもそも人の生き方なんて万色のグラデーションに散らばっていて、そのどれもが重ならないものだし、それでいいんだなーと思った!!!

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

 

 

素晴らしい本でした!

 

 

読んでくださりありがとうございました。